給水設備に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
- 給水圧力が高い場合などにおいて、給水管内の水流を急に締め切ったときに、水の慣性で管内に衝撃と高水圧が発生するウォーターハンマー現象は、器具の破損や漏水の原因となる。
- 給水管内に発生する錆による赤水や腐食障害を防止するため、給水配管には、各種の樹脂ライニング鋼管・ステンレス鋼鋼管・銅管・合成樹脂管などが使用されている。
- クロスコネクションとは、飲料水の給水・給湯系統の配管が飲料水以外の系統の配管と接続されていることである。
- 直結直圧方式は、水道水をいったん受水槽に貯め、これをポンプで屋上や塔屋等に設置した高置水槽に汲み上げて給水する方式であり、給水本管の断水や停電時にも短時間ならば給水が可能である。
【答え:4】
1.給水圧力が高い場合などにおいて、給水管内の水流を急に締め切ったときに、水の慣性で管内に衝撃と高水圧が発生するウォーターハンマー現象は、器具の破損や漏水の原因となる。
1・・・適切
ウォーターハンマー現象(水撃現象)とは、「水道の水栓を急に閉めた時」「全自動洗濯機・食器洗い機を使用している時に水が止まった時」に「バン!」とか「ボン!」と音がする現象です。これは、水道管(給水管)の中に流れていた水が、急に止まって、管内にぶつかってその衝撃(水撃)によって生じる音です。このウォーターハンマー現象により、器具に負担がかかり破損や漏水の原因となります。よって、適切です。
2.給水管内に発生する錆による赤水や腐食障害を防止するため、給水配管には、各種の樹脂ライニング鋼管・ステンレス鋼鋼管・銅管・合成樹脂管などが使用されている。
2・・・適切
給水管内に発生する錆(さび)による「赤水」や「腐食障害」を防止するため、給水配管には、各種の樹脂ライニング鋼管・ステンレス鋼鋼管・銅管・合成樹脂管などが使用されています。よって、適切です。
3.クロスコネクションとは、飲料水の給水・給湯系統の配管が飲料水以外の系統の配管と接続されていることである。
3・・・適切
クロスコネクションとは、飲料水の給水・給湯系統の配管とその他の系統の配管が配管・装置により直接接続されることをいう。分かりやすく言えば、配管を誤って接合してしまった状態です。よって、適切です。試験に出そうな関連ポイントは個別指導で解説します。
4.直結直圧方式は、水道水をいったん受水槽に貯め、これをポンプで屋上や塔屋等に設置した高置水槽に汲み上げて給水する方式であり、給水本管の断水や停電時にも短時間ならば給水が可能である。
4・・・不適切
本肢は、高置(高架)水槽方式の内容なので不適切です。
直結直圧方式は水道本管から分岐された給水管から各住戸へ直接給水する方式。言い換えると、水道水が末端の水栓まで直結で給水される方式です。「高置(高架)水槽方式」や「直結直圧方式」のポイントは個別指導でまとめて整理して解説します。
令和5年・2023年の賃貸不動産経営管理士過去問
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- 賃貸住宅管理業法
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