賃貸不動産経営管理士試験の過去問の解説を毎日3問、メールでお届けでします。
     

令和6年・2024年賃貸不動産経営管理士試験過去問|問48

ガス設備等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. ガス設備によって供給されるガスは、比重・熱量・燃焼速度の違いにより、都市ガスとLPガスに分類される。
  2. LPガスの主成分・原料は、メタンを主とする天然ガス、海外から輸入する液化天然ガスが大半を占める。
  3. ガス管の配管材料として、近年、屋外埋設管にはポリエチレン管・ポリエチレン被覆鋼管が、屋内配管には塩化ビニル被覆鋼管が多く使われている。
  4. ガスメーター(マイコンメーター)は、ガスの使用量を計量する機能だけでなく、ガスの異常放出や地震等の異常を検知して、自動的にガスの供給を遮断する保安機能がある。

  >解答と解説はこちら

【答え:2】
1.ガス設備によって供給されるガスは、比重・熱量・燃焼速度の違いにより、都市ガスとLPガスに分類される。
1・・・ 適切

ガス設備によって供給されるガスは、比重・熱量・燃焼速度といった物理的特性の違いにより、都市ガスとLPガス(プロパンガス)の2種類に分類されます。

都市ガスは、 主にメタンを主成分とし、 空気より軽い性質を持っています。供給方法は、地下に埋設された導管(ガス管)を通じて供給されるため、導管が整備されている地域でのみ使用できます。

LPガス(液化石油ガス)は、 プロパンやブタンを主成分とし、空気より重い性質を持っています。供給方法は、ボンベ(容器)に充填された状態で配送されるため、都市ガスのような導管設備がない地域でも使用可能です。

このように、都市ガスは導管供給、LPガスはボンベ供給という供給方法の違いも大きな特徴となります。


2.LPガスの主成分・原料は、メタンを主とする天然ガス、海外から輸入する液化天然ガスが大半を占める。
2・・・ 不適切

LPガス(液化石油ガス:LPG)の主成分は、 プロパンやブタンであり、その原料も石油や天然ガスから分離・精製されたものです。そのため、LPガスの主成分がメタンであるという記述は誤りです。

一方で、都市ガスの主成分はメタンであり、主に天然ガスや液化天然ガス(LNG)を原料としています。都市ガスは、地下の導管を通じて供給されるため、導管の整備が必要ですが、LPガスはボンベ供給のため、地域に関係なく使用可能です。

したがって、「LPガスの主成分がメタンであり、液化天然ガスが大半を占める」という記述は誤りとなります。


3.ガス管の配管材料として、近年、屋外埋設管にはポリエチレン管・ポリエチレン被覆鋼管が、屋内配管には塩化ビニル被覆鋼管が多く使われている。
3・・・ 適切

近年のガス管の配管材料は、耐食性・耐久性の向上を目的として改良されています。

屋外埋設管には、 ポリエチレン管やポリエチレン被覆鋼管が多く使用されます。これらは、耐食性・耐衝撃性に優れているため、地中に埋設しても長期間安全に使用できます。

屋内配管には、 塩化ビニル被覆鋼管が多く使用されます。これは、鋼管の表面を塩化ビニルで被覆することで、腐食を防ぐとともに施工性を向上させる効果があります。

以前は、屋外埋設管として鋳鉄管、屋内配管として配管用炭素鋼鋼管(白ガス管など)が主に使用されていましたが、これらは腐食しやすいという欠点がありました。そのため、現在ではより耐久性に優れた材料が採用されています。

このように、記述の内容は適切であり、近年のガス配管の主流を正しく示しています。


4.ガスメーター(マイコンメーター)は、ガスの使用量を計量する機能だけでなく、ガスの異常放出や地震等の異常を検知して、自動的にガスの供給を遮断する保安機能がある。
4・・・ 適切

ガスメーター(マイコンメーター)は、単にガスの使用量を計測するだけでなく、安全確保のための保安機能を備えています。

  • 計量機能:ガスの使用量を測定し、適切な料金計算に利用される。
  • 保安機能:内蔵されたマイクロコンピュータがガスの使用状況を常時監視し、異常が発生した際にガスの供給を自動的に遮断する。

具体的な遮断の条件としては、以下のようなケースがあります。

  • 異常なガス放出(ガス管の破損などにより急激に大量のガスが流れた場合)
  • 長時間使用(一定時間以上連続してガスを使用している場合)
  • 消し忘れの可能性がある場合(微小な流量が長時間続くなど)
  • 地震発生時(震度5相当以上の揺れを検知した場合)

このように、ガスメーターは安全対策として重要な役割を果たしており、保安機能を備えていることが特徴です。したがって、記述の内容は適切です。


賃貸不動産経営管理士試験の過去問の解説を毎日3問、メールでお届けでします。
賃貸不動産経営管理士試験の個別指導の概要はこちら

令和6年・2024年の賃貸不動産経営管理士過去問

問1
賃貸住宅管理業法
問2
賃貸住宅管理業法
問3
賃貸住宅管理業法
問4
建物賃貸借契約
問5
委任契約
問6
防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針
問7
賃貸住宅管理業法
問8
賃貸住宅管理業法
問9
原状回復ガイドライン
問10
原状回復ガイドライン
問11
少額訴訟
問12
建物調査
問13
建築基準法
問14
建築基準法
問15
建物設備
問16
建物設備
問17
建物設備
問18
賃貸借
問19
賃貸住宅管理業法
問20
賃貸借
問21
賃貸借
問22
賃貸借
問23
賃貸借
問24
保証契約
問25
賃貸借
問26
賃貸住宅管理業法
問27
賃貸住宅管理業法
問28
賃貸住宅管理業法
問29
賃貸住宅管理業法
問30
賃貸住宅管理業法
問31
賃貸住宅管理業法
問32
特定転貸事業者
問33
特定転貸事業者
問34
特定転貸事業者
問35
特定転貸事業者
問36
特定転貸事業者
問37
特定転貸事業者
問38
特定転貸事業者
問39
消費者契約法
問40
特定家庭用機器再商品化法
問41
賃貸住宅管理
問42
賃貸不動産経営管理士
問43
借主の募集
問44
税金
問45
証券化事業
問46
建物管理
問47
建物管理
問48
建物管理
問49
賃貸不動産経営管理士
問50
保険
賃貸不動産経営管理士試験の過去問の解説を毎日3問、メールでお届けでします。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*