室内の換気方式に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 自然換気方式は、室内外の温度差による対流や風圧等の自然条件を利用しているため、換気扇の騒音もなく経済的であり、いつでも安定した換気量が確保できる。
- 機械換気方式は、換気扇や送風機等を利用した強制的な換気方式であり、必要なときに換気ができるが、エネルギー源が必要となる。
- 住宅では、台所、浴室、便所等からの排気は機械換気とし、給気は給気口から取り入れる第3種換気を採用することが多い。
- 第3種換気において給気の取入れが十分でないまま機械による排気を行うと、室内外の差圧が増大することによる障害が発生する。
【答え:1】
1.自然換気方式は、室内外の温度差による対流や風圧等の自然条件を利用しているため、換気扇の騒音もなく経済的であり、いつでも安定した換気量が確保できる。
1・・・誤り
自然換気方式とは、室内と室外の温度差による対流や風圧等、自然の条件を利用した換気方式です。この方式は換気扇が不要なので、換気扇の騒音もなく、経済的ですが、自然条件が相手なので安定した換気量や換気圧力は期待できません。本肢は「いつでも安定した換気量が確保できる」が誤りです。「安定した換気量は確保できない」とすれば正しい記述となります。
2.機械換気方式は、換気扇や送風機等を利用した強制的な換気方式であり、必要なときに換気ができるが、エネルギー源が必要となる。
2・・・正しい
機械換気方式とは、換気扇や送風機等の機械を利用して、強制的に換気する方式です。自然換気に比べ、必要なときに安定した換気ができますが、電気をエネルギー源とするので費用はかかります。よって、本肢は正しいです。
3.住宅では、台所、浴室、便所等からの排気は機械換気とし、給気は給気口から取り入れる第3種換気を採用することが多い。
3・・・正しい
第3種換気は、排気のみ機械換気で、給気は自然換気(給気口)です。室内は負圧になるため、他の部屋へ汚染空気が入りません。そのため、台所、浴室、便所、洗面所等のように、燃焼ガス、水蒸気、臭気等が発生する部屋に採用されます。多くの住宅ではこの方式が使われています。よって、本肢は正しいです。関連ポイントは個別指導で解説します。
4.第3種換気において給気の取入れが十分でないまま機械による排気を行うと、室内外の差圧が増大することによる障害が発生する。
4・・・正しい
給気が十分でないまま機械による排気を行うと、室内が負圧になり、室内外差圧が増大することによりドアや窓の開閉が困難になったり、風切り音が発生する等の障害が発生することもあります。よって、正しいです。この点について理解できない方は個別指導で解説します。
令和5年・2023年の賃貸不動産経営管理士過去問
- 問1
- 賃貸住宅管理業法
- 問2
- 賃貸住宅管理業法
- 問3
- 賃貸住宅管理業法
- 問4
- 賃貸住宅管理業法
- 問5
- 賃貸住宅管理業法
- 問6
- 建物設備
- 問7
- 賃貸借契約
- 問8
- 賃貸住宅管理業法
- 問9
- 原状回復ガイドライン
- 問10
- 原状回復ガイドライン
- 問11
- 原状回復ガイドライン
- 問12
- 建物設備
- 問13
- 建築基準法
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- 賃貸住宅管理業法
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- 賃貸借
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- 問29
- 賃貸住宅管理業法
- 問30
- 賃貸住宅管理業法
- 問31
- 賃貸住宅管理業法
- 問32
- 賃貸住宅管理業法
- 問33
- 特定転貸事業者
- 問34
- 特定転貸事業者
- 問35
- 特定転貸事業者
- 問36
- 特定転貸事業者
- 問37
- 特定転貸事業者
- 問38
- 特定転貸事業者
- 問39
- 管理受託契約
- 問40
- 死に関する告知
- 問41
- 借主の募集
- 問42
- 賃貸不動産経営管理士
- 問43
- 賃貸不動産経営管理士
- 問44
- 借主の募集
- 問45
- 税金
- 問46
- 建物管理
- 問47
- 建物管理
- 問48
- 建物管理
- 問49
- 税金
- 問50
- 証券化事業