- プロパティマネージャーは、自らの業務に合理性があることについて、説明責任を負担しており、説明責任を果たすための客観的な根拠を準備しておかなければならない。
- 可能な限り既存の借主が退去しないように引き留め、維持しておくことは、アセットマネージャーの責務となる。
- 不動産投資について、資金運用の計画、決定・実施、実施の管理を行うのがプロパティマネジメントである。
- アセットマネージャーは、プロパティマネージャーの指示のもとに、アセットマネジメント業務を担当する。
1・・・適切
プロパティマネジメントは、投資家から委託を受けて、投資家のために行われる業務です。投資目的が達成されたとき、投資家は資金を回収するので、投資家は、しばしば入れ替わることになります。プロパティマネジメント会社は、そのように入れ替わる投資家のために業務を行います。
このようなプロパティマネジメント会社(プロパティマネージャー)の立場を考えると、その業務のすべてについて、合理性を説明できるようにしておかなければなりません。業務の合理性を説明するには、客観的な根拠が必要です。プロパティマネジメント会社(プロパティマネージャー)は、自らの業務に合理性があることについて、説明責任を負担しており、説明責任を果たすための客観的な根拠を常に準備しておかなければなりません。
2・・・不適切
アセットマネージャーは、不動産投資について、資金運用の計画、決定・実施、実施の管理を行うのが仕事であり、具体的な投資用不動産(賃貸不動産)の既存の借主が退去しないように引き留め、維持しておく業務は行いません。この業務を行うのはプロパティマネージャーです。
3・・・不適切
選択肢2の解説の通り、不動産投資について、資金運用の計画、決定・実施、実施の管理を行うは、アセットマネージャーです。
4・・・不適切
プロパティマネージャーは、アセットマネージャーの指示のもとに、プロパティマネジメント業務を担当します。アセットマネージャーは、プロパティマネージャーの指示のもと業務を行いません。よって、不適切です。
令和4年・2022年の賃貸不動産経営管理士過去問
- 問1
- 賃貸住宅管理業法
- 問2
- 賃貸住宅管理業法
- 問3
- 賃貸住宅標準管理受託契約書
- 問4
- 賃貸住宅管理業法
- 問5
- 民法(管理受託契約)
- 問6
- 賃貸住宅管理業法
- 問7
- 賃貸住宅の管理
- 問8
- 賃貸住宅管理業法
- 問9
- 建築基準法(賃貸住宅の管理)
- 問10
- 原状回復ガイドライン
- 問11
- 原状回復ガイドライン
- 問12
- 建物の構造形式
- 問13
- 建築基準法(避難経路)
- 問14
- 建築基準法(建物の構造・内装)
- 問15
- シックハウス(建築基準法)
- 問16
- 建物設備(雨水)
- 問17
- 建物設備(外壁)
- 問18
- 建物設備(排水・通気設備)
- 問19
- 建物設備(電気・ガス設備)
- 問20
- 賃貸借(賃料)
- 問21
- 金銭管理
- 問22
- 企業会計
- 問23
- 賃貸借(借主の義務)
- 問24
- 賃貸借(定期建物賃貸借)
- 問25
- 賃貸借
- 問26
- 賃貸借
- 問27
- 賃貸借・保証
- 問28
- 賃貸借・使用貸借
- 問29
- 賃貸住宅管理業法
- 問30
- 賃貸住宅管理業法
- 問31
- 賃貸住宅管理業法
- 問32
- 賃貸住宅管理業法
- 問33
- 賃貸住宅管理業法
- 問34
- 賃貸住宅管理業法
- 問35
- 特定転貸事業者
- 問36
- 誇大広告
- 問37
- 賃貸住宅管理業法
- 問38
- 特定転貸事業者
- 問39
- 特定転貸事業者
- 問40
- 特定転貸事業者
- 問41
- 特定転貸事業者
- 問42
- 個人情報保護法
- 問43
- 死の告知
- 問44
- 賃貸住宅管理
- 問45
- 賃貸不動産経営管理士
- 問46
- 賃貸不動産経営管理士
- 問47
- 賃貸住宅の入居者の募集
- 問48
- 保険
- 問49
- 税金
- 問50
- プロパティマネジメント・アセットマネジメント