令和元年・2019年賃貸不動産経営管理士試験過去問

不動産の調査に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

【答え：1】

１．不動産の表示に関する登記において、1個の建物は必ず1筆の土地の上に存在し、複数の筆の土地の上に存することはない。

１・・・誤り

複数の筆の土地の上に、1個の建物が存在することもあります。よって、本肢は誤りです。

なお、土地の数える単位は「筆（ふで、ひつ）」という言葉を使います。

２．未登記の不動産について、初めてする権利に関する登記をするときの登記を所有権の保存の登記という。

２・・・正しい

未登記の不動産について、初めてする権利に関する登記をするときの登記を所有権保存登記といいます。この登記を行うことで、所有者は、自分が所有権者であることを対抗（主張）することができます。よって、本肢は正しいです。

なお、その後、第三者に当該不動産を売却すると、所有権移転登記を行います。

３．基準地の価格（基準価格）は、国土利用計画法による土地取引規制の価格審査を行うなどの目的で都道府県知事が決定し、毎年7月1日時点の価格が公表される。

３・・・正しい

基準地の価格（基準価格）は、国土利用計画法による土地取引規制の価格審査を行うなどの目的で都道府県知事が決定し、毎年7月1日時点の価格が公表されます。

４．路線価は、相続税等の課税における宅地の評価を行うために設定される価格で、国税庁が決定し、毎年1月1日時点の価格が公表される。

４・・・正しい

路線価は、相続税等の課税における宅地の評価を行うために設定される価格で、国税庁が決定し、毎年1月1日時点の価格が公表されます。

令和元年・2019年賃貸不動産経営管理士試験過去問｜問33