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耐震診断 耐震診断とは、「建物に必要とされる耐力」と、「現に保有している耐力」を比較し、大地震の際にどの程度の被害を受けるかを評価・判定するものです。 1978年の宮城県沖地震の被害を受け、1981年(昭和56年)に建築基準法の耐震基準が大幅に改正された。この法改正の内容がいわゆる「新耐震設計法」で(続きはこちら)
耐震構造 地震が発生した際、加速度は、上階ほど大きい。 ※加速度とは、地震波による「地表の振動の速さの変化率」です。分かりやすく言えば、どれくらいの速さで地表が揺れるかです。 耐震構造は、構造を損傷させて、エネルギーを吸収する。 大地震時は、構造躯体等の損傷を許容せざるを得ない。 分かりやすく言えば(続きはこちら)
給湯設備は、「配管」「弁」「給湯器」「貯湯タンク」などから構成されます。 給湯管は、以前は被覆銅管の使用が一般的であったが、近年は、架橋ポリエチレン管やポリブテン管等の耐熱性のある樹脂管が多く用いられるようになっています。 弁類は、鋳物製が多いです。 給湯機(器)は、ガス瞬間湯沸器や深夜電力利用の電(続きはこちら)
建物の植栽は、防犯や防災等各種の緩衝効果や、美しい環境形成の役割を担っています。適切な管理が行われなかったり、放置したままであったりすると、伸びすぎ、倒壊、枯死等を起こし、かえって環境を損なうことになります。そのため、緑の空間は入居者・来訪者・近隣住民共通の心のオアシスとして重要なスペースであると認(続きはこちら)
換気方式 換気方式は、「自然換気方式」と「機械換気方式」に分けることができます。そして、新築住宅の換気は、建材の揮発性有機化合物排除のため、「機械換気方式」が義務づけられています。 自然換気 自然換気方式とは、室内と室外の温度差による対流や風圧等、自然の条件を利用した換気方式です。この方式は換気扇が(続きはこちら)
外壁の種類 モルタル塗り モルタル塗りとは、壁材(木・コンクリート)の表面にモルタルを塗り、表面に吹きつけ材等の塗装を施したものです。表面が剥落の危険があるので、ひび割れや、浮きに注意する必要があります。 ※モルタルとは、セメントに、砂を加えて水で練り合わせたものです。 タイル張り タイル張りとは、(続きはこちら)
屋根の種類 傾斜屋根 傾斜をもたせることで雨水等を排水させる形状をした屋根のことで、金属屋根、スレート屋根、瓦屋根の種類がある。 陸屋根・ルーフバルコニ 平坦な躯体部(スラブ)に防水を施して水勾配、排水溝、排水管を設けて雨水を排水する屋根のことである。 屋根の防水と防水工法の種類 防水とは、建物にお(続きはこちら)
都市ガスとLPガスの事業区分 ガス設備は、一般住宅や集合住宅における生活に欠かすことのできないエネルギーの一つです。 そして、ガス設備によって供給されるガスは、「都市ガス」と「液化石油ガス(LPガス)」に分類されます。「液化石油ガス」は、ガスの成分から、プロパンガスやブタンガスとも呼ばれています。 (続きはこちら)
漏水のもととなる水は、上水(給水・温水)・雑排水・汚水・雨水であり、「雨水の漏水」は、「その他の漏水」と発生源が異なります。 雨水の漏水 雨水による漏水は、最上階の場合、屋上や屋根・庇(ひさし)からの漏水であることが多く、中間階では、外壁や出窓やベランダからの浸水であることが多いです。 雨水漏水の発(続きはこちら)
避雷設備の設置義務等 高さが20mを超える建築物・工作物には、原則として、有効に避雷設備を設置しなければなりません。ただし、高さ20mを超える建築物でも、周囲の状況によって安全上支障がない場合には避雷針を設置しなくてもよいです(建築基準法第33条)。 避雷設備の種類と対策 避雷設備には、「建物の保護(続きはこちら)
用語の解説 低圧 標準電圧100ボルトまたは200ボルトをいう。 高圧 標準電圧6,000ボルトをいう。 従量電灯B 主に一般の家庭で電気を使用するお客さま向けのプラン。 契約電流は、使う電気機器の容量や使い方にあわせて、10アンペア(A)、15A、20A、30A、40A、50A、60Aの中から選ぶ(続きはこちら)
応急危険度判定 応急危険度判定とは、地震により被災した建物およびその周辺について、その後の余震等による倒壊の危険性ならびに建物の部分等の落下、転倒の危険性をできるだけ速やかに調査し、建物等の使用に対する制限の要否を判定するものです。そして、応急危険度判定は、建物内部には入らず、外観調査に重点をおいて(続きはこちら)
水道の種類 水道の種類は、水源の規模、給水事業者などによって多岐にわたります。大きく分けて、水道法の規制を受けるものと、受けないものに分けることができます。 水道法の規制を受けるもの 水道事業(上水道事業、簡易水道事業)、専用水道、簡易専用水道 水道法の規制外のもので条例により規制されるもの 小規模(続きはこちら)
排水の目的は、汚水および雑排水等の汚れた水を敷地の外へ速やかに排出し、それと同時に排水管内の臭気を室内に拡散させないことです。 排水・通気設備は、「水を速やかに排出させるための配管・機器類・排水溝」、「排水を一時的に溜める排水升(ます)・浄化槽」等の排水設備と、「排水管等から発生する臭気を建物外部へ(続きはこちら)
下水道のない地域では、「し尿浄化槽」を設けて汚水を浄化し、河川等に放流しなければならないため(建築基準法第31条第2項)、浄化槽設備が設置されます。 浄化槽は、汚水や雑排水を溜めて、微生物に汚物等を分解させ、固形物を沈殿させることにより、上澄みのきれいになった水を放流する仕組みです。固形物が汚泥とな(続きはこちら)
賃貸不動産経営管理士試験では、建築基準法等からの出題も多いです。そのため、このページで記載するによる規制についてもしっかり頭に入れておきましょう! 採光規定 住宅の居室のうち居住のための居室には、自然採光を確保するため、一定の開口部を設けなければなりません。これを「採光規定」と言います。採光規定は、(続きはこちら)
エレベーターは、その駆動方式により、ロープ式と油圧式に分類される。また、ロープ式には、エレベーター機械室があるタイプとないタイプの2種類があり、エレベーター機械室のないタイプは、マシンルームレスと呼ばれています。 ロープ式エレベーター ロープ式エレベーターは、屋上等の建物上部に機械室を設け、ロープを(続きはこちら)
木造在来工法 日本の伝統的な木造住宅の工法です。太い断面の部材を使用した土台、柱、梁(はり)などの軸組(骨組み)で主要構造を構成する工法で、木造軸組工法ともいいます。従来、補強金物はあまり使わず、複雑な継手や仕口で組んで施工していたため、施工に際しては、高度な技術・技能が要求されました。最近では金物(続きはこちら)
消防に関する法定点検 消防に関する法定点検には、①消防法に基づくものと、②建築基準法に基づくものがあります。消防法に基づくものは、「消防用設備等の点検報告(消防法17条の3の3)」および「防火対象物定期点検報告(消防法8条の2の2)」の2つがあり、建築基準法に基づくものは、「定期調査・検査報告(建築(続きはこちら)
清掃業務を実施するにあたっては、物件にあわせた作業仕様書を作成して計画的に作業し、作業終了後にはチェックリストに基づいて作業漏れがないか確認することが重要です。そして、清掃業務については「日常清掃業務」と「定期清掃業務」の2つに分けることができます。 日常清掃業務 日常清掃は、建物の共用部分の床の掃(続きはこちら)